梅酒のイメージ

日本酒仕込みの梅酒で夜を伸ばす。春日酒造のうめ酒と贈り物の決め方

食器を流しに置いたあとに、グラスがもう1つだけ欲しくなることがあります

晩酌の終盤に、もう少しだけ何かが欲しい。けれど日本酒をもう1杯重ねる気分でもない。そういう夜に梅酒が効きます。ただし梅酒は、甘さの厚みで好みが割れます。甘さが前に出すぎると、口の中が長く居座ってしまうからです。

春日酒造の「日本酒仕込み うめ酒」は、そこを別の方向に振っています。ベースが日本酒なので、甘さの輪郭が重くなりにくいと感じる人がいます。梅の香りはあるのに、あと口が引っかかりにくい。終盤に置く酒として、この立ち方は分かりやすいです。

夜の速度に合わせる甘さを、軽やかな余韻と呼んでみます

ここで言う軽やかな余韻とは、甘さが弱いという意味ではありません。甘さの出方が、舌に厚く乗るより先に、香りと一緒にほどけていく感じのことです。食後の会話や読書のリズムを崩さず、口の中がすっと空く。この空き方があると、次のひと口が欲しいかどうかを自分で決められます。

日本酒仕込み うめ酒は、梅と日本酒の配置がはっきりしています

春日酒造の案内では、群馬県産の白加賀梅を使い、日本酒仕込みのうめ酒として紹介されています。アルコール度数は12パーセントで、容量は720mlと1.8Lが示されています。梅酒としては強すぎず、しかし薄くもない。終盤に少しだけ置ける強さです。

このうめ酒は、2023年度のKura Master梅酒コンクールでプラチナ賞を受賞したと紹介されています。Kura Masterはフランスで開催され、食と飲み物の相性に重点を置く方針を掲げています。審査員も、ソムリエやシェフ、レストランやホテル関係者など、飲食の現場にいる人たちで構成されると説明されています。甘さの気持ちよさだけではなく、食後の空気に置けるかどうかまで見られやすい場だと言えます。

飲み方は正解探しではなく、夜の長さで決まります

ストレートかロックが素直です。ストレートは香りの輪郭が早く立ちます。ロックは温度が落ちるぶん、甘さがゆっくり見えます。炭酸で割ると、香りの立ち方が変わり、会話の速度に合わせやすくなることがあります。冷やすか常温かでも印象が動くので、まずは自分の家の温度に寄せて試すと読み違いが減ります。

日本酒のあとに梅酒を置くときの不安は、量でほどけます

日本酒のあとに梅酒は重くならないか。こう感じる人は多いです。けれど重さは、酒の種類より量で出ることが多いです。ストレートで少しだけ。ここから入ると、梅の香りが見え、甘さの厚みも判定しやすいです。

甘いお酒が翌日に残りそうで不安。そういうときは氷を入れてゆっくり飲むほうが安心です。速度が落ちるだけで、印象が変わることがあります。飲み切るより、心地よいところで止められるか。終盤の酒は、そこが大切です。

贈り物は、味の説明ではなく数字と箱で決まります

贈り物に日本酒を選ぶとき、味の説明を頑張りすぎると不安が増えます。相手の好みを想像するほど、言葉が長くなるからです。贈り物で効くのは、説明の上手さより、説明の短さです。ここで使えるのが数字と箱です。精米歩合という数字があり、化粧箱がある。これだけで、特別感の根拠が先に立ちます。

山田錦20は、数字だけで入口が作れます

「井乃頭 純米大吟醸 山田錦20」は、兵庫県産の山田錦を20パーセントまで磨いた純米大吟醸として紹介されています。磨くとは、米の外側を削って中心に近い部分だけを使うことです。数字が小さいほど手間が増え、味わいの方向も繊細になりやすいと言われます。さらにこの酒は化粧箱が付くと案内されています。届いた時点で形が完成しているので、贈る側の作業が減ります。

この酒は2021年のKura Masterで金賞を受賞した純米大吟醸としても紹介されています。贈り物で迷う夜は、数字と受賞歴と箱。この3つが同じ画面に見えるだけで判断が早くなります。

雄町50は、米の話題を足したい相手に向きます

もう少し会話を足したいときは、米の名前で選ぶ方法があります。雄町は山田錦のルーツにあたる酒米として紹介されることが多く、通の人ほど反応します。春日酒造の「井乃頭 純米大吟醸 雄町50」は、岡山県産の雄町を50パーセントまで磨いた純米大吟醸として案内されています。深いコクとふくよかな旨味という説明もあり、華やかさ一辺倒ではない方向が見えます。

この酒も2021年のKura Masterで金賞を受賞したと紹介されています。相手が日本酒好きなら、味の断言をしなくても、米と受賞歴の話で十分に入口が作れます。

気を使わせたくないときは、理由が前に出る酒へ寄せます

高い酒を贈ると気を使わせそう。そう感じるなら、価格ではなく理由が先に見える酒を選ぶほうが自然です。受賞歴があり、飲み方の幅が書かれていて、冷やしても常温でも成立しやすいと案内されている。こうした情報が揃うと、受け取る側も構えにくくなります。

好みが分からないときは、相手の家庭の温度に寄り添える酒が安心です。冷やすだけでなく常温でも飲めると示されているタイプは、受け取った夜の都合に合わせやすいからです。贈る側が背負う説明を短くできます。

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